おがさわら丸からの沿岸風景

東京竹芝~小笠原諸島まで

東京湾エリア

東京国際空港

東京国際空港 通称羽田空港は、東京都大田区にある、主に国内線が就航する東京の空の玄関口です。
2010年10月頃に4本目の新滑走路が完成しました。

東京湾アクアライン

東京湾アクアライン東京湾アクアラインは、1997年12月に開通した神奈川県川崎市と千葉県木更津市を結ぶ、全長15.1kmの有料道路です。神奈川県側の9.6kmはトンネルで、千葉県側の4.4kmは橋梁となっています。
海に浮かぶ三角形の青と白の横縞模様の建物は、東京湾アクアライン 風の塔です。東京湾アクアライン風の塔は、川崎港沖合い4.6kmにある人工島で、アクアラインのトンネル部の換気施設です。三角形の換気塔の高さは90mで、30階建の高層ビルに匹敵する大きさです。
またアクアラインのトンネル部と橋梁部のつなぎめとしての役割を担う海ほたるは、木更津港沖合い4.4kmにある人工島です。海ほたるにはパーキングエリアが併設されており、展望デッキやレストラン、お土産店などの施設があります。

第1海堡、第2海堡

海堡は、明治時代に、外敵の侵入を防ぐために建造された、人工の要塞島です。千葉県富津市側から神奈川県横須賀市にかけて、第1海堡、第2海堡、第3海堡が建設されました。現在はその役割を終え、海上保安庁の灯台が設置されています。なお一番 横須賀市側に建造された第3海堡は崩壊が激しく、船の航行の支障となるため、既に撤去されています。
また横須賀市の街なみの沖にある、樹木の茂った島は、自然島の猿島です。

久里浜港

三浦半島側に見える、大きな3本の煙筒のある場所は、横須賀市の久里浜港です。
久里浜港は、幕末の1853年にアメリカ合衆国のペリー提督が「黒船」で来航、上陸した地ですが、ペリー提督は小笠原の父島にも、その1ヶ月前に来航しています。
久里浜港と対岸の千葉県金谷港との間は、東京湾フェリーの定期航路で結ばれています。おがさわら丸も2009年から年に1度、久里浜寄港ダイヤを実施しています。

館山市

房総半島側の大きな入り江部分の街並みは館山市です。
館山市は、江戸時代の滝沢馬琴の小説「南総里見八犬伝」の舞台にもなっており、早春の菜の花めぐりに始まって、秋の南総里見まつりまで、四季折々の魅力に満ちた房総観光の中心エリアです。
おがさわら丸も2010年から年に1度、寄港を計画しています。

伊豆諸島エリア

伊豆大島

東京から南へ約120kmに位置する伊豆大島は、伊豆諸島の中で最も東京に近く、最も大きい島です。
1月から3月まで開催される椿まつりや御神火で名高い三原山のトレッキング、三原山温泉など、一年を通じて多くの観光客が行き来する島です。
おがさわら丸は年一度、伊豆大島に寄港し、伊豆諸島の一番北の島である伊豆大島と父島との間を結んでいます。

三宅島

 三宅島は、東京から南へ約185kmに位置しています。島の中央には2000年に噴火した雄山(おやま)がそびえ、今も火山活動が続いています。2005年2月から全島避難していた住民の帰島が始まり、復興の道を歩んでいます。釣りやバードウオッチングなどの観光客が来島しています。
また三宅島の南の、お椀をさかさまにした様な形の島は、御蔵島です。

八丈島

八丈島八丈島は東京から約290km、島の北部に伊豆諸島最高峰 標高854mの八丈富士、南部に標高700mの三原山を擁し、ひょうたんの様な形をしています。
3月にはフリージアまつりが開催され、島内にはいくつもの温泉が湧く、一年を通じて多くの観光客が行き来する島です。
おがさわら丸は毎年6月に八丈島に寄港し、八丈島と父島との間を結んでいます。

小笠原諸島エリア

小笠原諸島

小笠原諸島は、北緯20度25分から27度40分、東経136度04分から153度59分にわたり約30の島々からなり、聟島列島、父島列島、母島列島、硫黄火山列島の四つの列島に大別されます。わが国の最東端の南鳥島、最南端の沖ノ鳥島も小笠原諸島に含まれます。

聟島

聟島は東京から約930kmの、小笠原諸島の最北に位置する、聟島列島で最も大きい島です。
聟島は、戦前には牧畜を営む人が住んでいましたが、現在は無人島です。2006年からはアホウドリの移住計画が行われています。
また聟島列島は、聟島の他に、媒島(なこうどじま)、嫁島などで構成されています。

父島

父島は東京から約998km、小笠原諸島最大の島で、周囲の兄島、弟島などとともに父島列島を形成しています。沖縄とほぼ同緯度の北緯27度に位置する亜熱帯の楽園で、「東洋のガラパゴス」と呼ばれています。貴重な動植物が多く棲息し、島のほとんどが国立公園となっています。約2,000人の住民が暮らしています。

母島

母島は父島から南へ約50kmに位置する人口約450名の島で、周囲の姉島、妹島などとともに母島列島を形成しています。農業・漁業も盛んで、亜熱帯樹林が茂る山には、世界中で母島でしか見ることが出来ない特別天然記念物の固有種の鳥、ハハジマメグロが生息する静かな島です。

硫黄島エリア

北硫黄島

北硫黄島は父島から約207km南南西に位置した無人島で、島の中央には標高792mの榊ヶ峰を擁し、小笠原国立公園に属しています。戦前までは主に母島からの移住者が村落を形成していました。

硫黄島

硫黄島は父島から275km南南西に位置する火山島で、地殻変動が激しく、一年に数十cmづつ隆起し続けています。
太平洋戦争の一大激戦を前に、住民は疎開を強いられました。現在は自衛隊が常駐しています。おがさわら丸は小笠原村主催の墓参事業のため、年に一度、チャーターによる訪島を行っています。またこれとは別に、南硫黄島・硫黄島・北硫黄島の沖を周遊する観光クルーズを年1回実施しています(各島には上陸しません)。
なお硫黄火山列島は、硫黄島をはじめ、北硫黄島、南硫黄島などから構成されています。

南硫黄島

南硫黄島は父島から約330km南南西に位置しています。硫黄火山列島の最南端にあり、小笠原諸島の中で最高の916mの標高を有するピラミッド状の無人島で、頂上付近はいつも霧がかかっています。

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